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2019年04月05日
従業員の労働時間の管理、大丈夫ですか?

平成30年6月に、働き方改革関連法が成立しました。
この中の1つに、時間外労働の上限規制が規制され、平成31年4月1日に施行されました。
中小企業における時間外労働の上限規制は、来年4月1日となっています。
従いまして、会社による従業員の労働時間管理の必要性、正確性は
ますます高まっています。

これまででも、時間外労働の計算根拠として、労働時間の管理は重要でした。
これからは、それだけでなく、上記の時間外労働の上限規制で違反の場合には

罰則があるため、会社の労働時間の管理は、ますます大切になりました。

 

労働時間の管理として、タイムカードの打刻が一般的であると思います。
裁判例も、タイムカードのような客観的記録を重視する傾向があります。

 しかし、タイムカードで管理しているから、それで大丈夫といえるかというと
そうではありません。
タイムカードの打刻時間が、実際の労働時間と乖離していては、適切な
管理をしているということにはならないからです。

 

従業員には、いつどういうときに打刻すべきかを徹底し、
一定期間ごとに、上司によるチェックも必要でしょう。
残業がある場合には、その従業員に対し、

どのような残業をしたのか確認することも必要で、

今後は残業をしないよう是正することも必要です。

 

また、タイムカードでは、間の休憩時間や中抜けについて、
打刻がされない場合が多いです。
これについても、何らかの方法により、適切な管理が必要です。

 

従業員からの残業代請求を受けて、青ざめる社長の方が多いです。
労働時間の適切な管理は会社にとって急務です。